公衆電話の必要性
公衆電話は今となっては数が減り、子供たちは使用方法もわからない。
ということも多く、学校などで指導があったりしますよね。
携帯や固定電話が普及している為、公衆電話の使用方法を子供がわからなくても仕方がないと思います。
では、学校で指導が入るとは何故か。携帯や固定電話があれば公衆電話は使えなくても問題はないのではないか?と思うかもしれません。
でも、公衆電話の必要性・重要性があるから教えるのです。
そして、皆様も公衆電話の数が減ったといえ、公衆電話がなぜ残されているの?
と、不思議に思ったことはありませんか?
結論をいうなれば、災害時に一番電話がつながる回線だからです。
まず、公衆電話は2種類に区分されるます。
・第一種公衆電話
社会生活上の安全及び戸外における最低限の通信手段を確保する観点から、市街地においては概ね500m四方に1台、それ以外の地域においては概ね1km四方に1台という基準に基づき設置される公衆電話(第一種公衆電話)をいいます。
(総務省が定めています。)
・第二種公衆電話
上記のような定義はありませんが、高頻度の利用が見込まれる場所に設置されるものです。特徴としては夜間閉鎖されるような施設内にあるものをいいます。
従って公衆電話は災害時のインフラの側面があります。携帯や固定電話より公衆電話は優先電話として利用できるからです。さらには、停電しても使えます。それに加え、災害時には硬貨やテレフォンカードなしで通話ができます。連絡が取りやすいのです。
だからこそ、公衆電話の使用頻度が減っていても子供たちに公衆電話の必要性を説いているのです。
皆様のおうちの周りに公衆電話はどちらにありますか?
一度、避難ルートと合わせてご家族で確認するのも大切かもしれませんね。
自分の身を守るには一つの準備・一つの考えが緊急時に冷静でいられるきっかけになる・・・カモです。